グレードダウンの提言
グレードに関しては正直全くわからないと言うか、体感は四段悪目くらい.
長期の休止明けだしトライ日数も2日なので、普通に考えたら四段って付けるとこなんですけど
ただ同じエリアのOZとか冷酷よりはかなり難しい気がするのと、登れたらV15って言われてたようなのでここで四段を付けづらいのも正直なところ
大ちゃんとも相談したけど暫定的に五段(V14)って事にしておこうと思います.
再登が出て甘いってなったら即グレードダウンする感じの設定です
サルモネラ登攀日記より
恵那 Viva la Vida 五段→四段
【理由】新しいホールドの使用
小山田さんが初登時に使用していなかったホールドを使えることがわかった。
フクベ いじわる 初段→三段
【理由】とにかく難しい
「突然どこの何の課題だよ」と思われるかもしれない。
フクベのカヤの滝の上にある初段の課題だ。
これは本当に難しかった。体感は四段くらい。
初登者に確認したところスタート位置は間違っていないし、ホールドが欠けた形跡もない。登ったという話も聞かない。
ただその時の自分が弱かっただけなのか、なにかムーブがあるのか、はたまたそういうものなのか、不安で仕方がない。是非トライしていただいて意見をお聞きしたい。
普段クライミングをしていて当然「甘い」「辛い」と感じることはある。それは当然誤差の範囲だし、それには大概何かしらの理由がある。
例えばリーチの問題とか、コンディションの問題とか、ムーブ選択の問題とか、その日の調子の問題とか。
逆にそういった誤差の範囲を超えてしまったものに関しては、何かしらの見直しが必要だと思う。
当然、平均や誤差を求めるのには、それなりの意見が必要だ。だから誰だって意見を言う価値があるし、そうあるべきだと思う。
最後に、こういう話題は僕はあまり好きではない。だから普段あまり話さないし、ブログにも書かない。
自分が納得していればいいし、僕にとって難しい課題であり、それを克服していくことこそ重要だと思っている。
ただ、本当にそうだったら、自分が登った課題にグレードをつけるという行為そのものを辞めていると思う。
グレードを追い求めてきた身として、グレードの大切さというものを僕はよく分かっているつもりだ。
そして”正しい”グレードの大切さも。
そこから逃げてしまいたい気持ちは大いにあるのだけれど、それはそれでかつてグレード体系を築いてきた先人達に失礼な気もするし、これからその課題に取り組むクライマーたちにとっては無責任な気もする。
だから、普段はしないけど、たまにはこういうことも書く。それが必要だと思う限り。