敗退記録

 復帰して早速岩に行き、早速敗退をかましてきた。


パラダイム

確か2年前くらいに少しだけ触ってなんとなくムーブはバラしてたから、登っておきたいなーと思ってトライしたのが10月末。


ただこの時は雨でコンディションが悪くてあまり良い勝負は出来ず。





この課題は顕著なスタートからひたすら縦にダレた手と悪い足を繋ぐ感じで、1手1手はそこまで悪くないもののずっと力を入れてないといけない感じ。


ホールド感とムーブは大分違うけど、集中力的にはバーデンと似た部分が結構あると思う。足が悪い感じも結構似てる。


ムーブを思い出して、練習して、試しに繋げてみたら最後の1手までスルスル繋がった。「これはいけるか!?」と思いきや足が滑ってフォール。ちょっと気持ちも浮ついていたかもしれない。


その後見る見る高度が下がって、二度と惜しくなることはなかった。最後の最後に何とか頑張って最後の一手まで行くも、最初のトライほどの余裕はなく、やっぱり足が滑ってフォール。


登れそうではあるけど、メンタルとか戦略的なところで結構反省点の多い敗退だった。





まぁコンディション良ければ行けるっしょ!ということで12/5にリベンジ。


ムーブ確認して、少し修正してからトライ開始。


また一回目から最後の一手まで行くもやっぱり足が滑ってフォール。最後のランジが繋げると悪い!!


&さんと雑談したり、☆さんのゴエティアを応援しながら繋げるも、無限に最後の一手で落ちる。多分トータル6回くらい落とされた・・・・


結局最後はスタミナ切れで右手のキーホールドが引いてられなくなり終了。


完全に登るつもり、というか登れるつもりでいたので結構ショックだった。





教訓

ムーブはできるけど繋がらない。似たようなところで落とされてしまう。


正にバーデンに通ずるような形での敗退となってしまった。


これはルシッドの時から抱えている課題でもあるけど、「前回よりも後退している」というのはよっぽどコンディションの問題と戦略的な失敗が無い限り、基本的には「準備不足」が原因だと思われる。


如何にトライ当日に、また完登トライにフィジカル/メンタルコンディションを合わせるかという具体的な方法がまだ解っていない。


今回は復帰直後というのもあるけど、本当に忙しい時期になにも出来なかったのか?というのは甚だ疑問だ。


登れるつもりでいたのは完全に奢りだし、今回の失敗を謙虚に受け止めて、また機会を作ってトライしに行きたい。





総括

まぁそうは言っても久しぶりの岩はとても楽しく、充実感にあふれていた。やっぱこれですよこれ!


あと打ち込む感覚も久しぶりに感じることができた。来年以降はこれまでよりももう少しコンスタントにクライミングができるようになるはずなので、国内にもちょっと大きな目標を作ってみたいと思った。




隣でゴエティアに打ち込んでいた☆さんは遂に核心の一手目を止め、完登体制に入った。止まらない一手を打ち込み続けるそのストイックさ。見習っていきたい。